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もはや「着飾る恋には理由があって」に恋してる

なんでかな、シェアハウスもインフルエンサーもあんな素敵な家もオフィスも、私にとっては現実的じゃないし、特別川口春奈ファンな訳でも横浜流星ファンな訳でも向井理ファンな訳でもない。

なのに、なんでかな。めちゃくちゃ好きになった「着飾る恋には理由があって」。

妙に " リアルの延長線 " にあるように感じさせるドラマティックさとスキップするようなテンポ感。そして " あのとき実はね… " という種明かしのようなサイドBの存在。あともちろん主題歌「不思議」(星野源)とサントラ。

「ドラマの世界観」という言葉で片付けるのも何だかな…というは気はするが、要するに私はこのドラマの世界観が好きなんだと思う。

現実世界に藤野駿みたいな人がいたら、私は真柴みたいに「携帯持ってくれたらなあ」なんて可愛いこと言わずに「お願いだから携帯を持ってくれ!!こっちが困る!!」って言う。でも" 持ってほしいな " とは思うし伝えるけど、無理強いはしないのが豆柴真柴。

駿も「beforeの真柴でいい」って言うけど  " 着飾る真柴 " がただ着飾ってるんじゃなくて、憧れだった職場で一生懸命頑張ってることを知ってるし、何より " 着飾らない真柴 " のことも知ってるから、レベル10の真柴のことは否定しないし、むしろ " どうしたいの? " って背中を押す。

確かに2人は正反対だし価値観も違うけど、真柴も駿の前じゃ完全オフモードだし、駿だって " 流れるまま水の如く " とか言いながら(" だからこそ " かも)真柴への愛情表現はストレートだし。言い合いも、目が合って交わす視線表情も、ちょっとした触れ合いも、この2人の作り出す空間は心地いい。" 甘酸っぱい " とはきっとこのことを言うんだと思う。

 

ところで、誠に申し訳ないことに、私はそれほど星野源に精通してはいない。だが「不思議」は、天才的である。特にスゴ…となるのが、1番における1回目のAメロBメロと2回目のAメロBメロの間奏。そしてちょっとアレンジされた1番と2番の間奏。

歌詞じゃないんかい!メロディーじゃないんかい!って怒られそうだけど、この間奏がびっくりするくらいドラマに溶け込んでる。ちゃんと主題歌としての主張はあるのに、ドラマから浮かずに溶け込んでるって、これは一般市民からすれば、天才としか言いようがない。

こんな天才的な曲のかかる瞬間を勝ち取れるかどうか。確かに重要な戦いである。

 

さて、第8話の「不思議」はシャチこと葉山が勝ち取ったとSNSが賑わったが、私は200%藤野駿派である。シャチになんて靡かない。前期の「オー!マイ!ボス!恋は別冊で」ではあんなに当て馬ドS先輩こと中沢パイセンに騒いでた癖にだよ、今回ばかりは200%藤野駿派なのである。

だって、真柴と駿が作り出す空気感が好きだから。シャチはそれはそれはスマートだし、イケメンだし、ハイスペックだし、行動力あるし、人の心を掴むのも上手い。そりゃあ、かっこいい。わかってる。でも、シャチと真柴の間に流れる空気は、パキッとした色をしていて、真柴と駿のそれとは違う。

それにここまで披露されてきた「うちキュン」の数々は、あの2人の空気感があるからこそ成り立つもので、そうでなければ " 漫画の実写 " になってしまう。いや、漫画の実写が悪い訳じゃない。むしろこれまでも大いにキュンをいただいてきた訳だけど。

でも、このドラマの醍醐味の一つは、" 漫画みたい! " ではなく、リアルのような、でもリアルじゃないような、" リアルの延長 " っぽさにあると思っているから。スマートシャチ社長じゃ、冷蔵庫もキャンプ場もキッチンカーも毛布も実家キッチンも成り立たないんだなあ。あれは藤野駿だからできるんだよ。と声を大にして申し上げたい。

だからこそ藤野駿よ、何故間に合わなかった。私は200%を藤野駿にベッドしているというのに。知らない人から電話きたらそりゃ出ないよ。そこはLINEの方が望みがあるってもんだ。あと陽人さんよ、1本電話いれてくれよ。そしたら豆柴真柴は…。と現実世界にいる私は思うのだが、結局はドラマなので致し方ない。第8話の「不思議」はシャチに譲ってやる。

けど私は未だに「トラウト釣りに渓流に行く」の実現を待ってるからな。私の中じゃあれが初デートになるはずだったんだから。なので、最後は真柴くるみ藤野駿エンドです。(SNSで更新された写真がそれであることを切に願ってる。)